こんにちは、椛です(^^)
わんこにも人間と同じで様々な疾患があるのですが、
ニアが持っている疾患で今のところ分かっているものとして、
「混合ワクチンアレルギー」と「パテラ」があります。
アレルギーに関しては一度非常に怖い思いをしたのでまた改めてご紹介させていただきたいのですが、
今回はもうひとつの疾患「パテラ」についてお話していきます。
そもそもパテラって?
わんこ、特に小型犬によくみられる疾患として「膝蓋骨脱臼」と言うものがあります。
これを通称「パテラ」と呼びます。
膝蓋骨脱臼とは、犬の後肢にある膝蓋骨(膝にあるお皿のような骨)が正常な位置から内側、または外側に外れてしまう状態をいいます。
出展:みんなのどうぶつ病気大百科 (anicom-sompo.co.jp)
小型の犬では、膝蓋骨の内側への脱臼(内方脱臼)が多くみられます。
さらに程度に合わせて、グレードが1から4まで分類されています。
グレード1 | 膝蓋骨は正常な位置にあります。 膝をまっすぐ伸ばして膝蓋骨を指で押すと脱臼を起こしますが、離すと自然に元の位置に戻ります。 普段の生活の中では脱臼を起こすことはまれで、無症状のことがほとんどです。 激しい運動をした後などに跛行※(はこう)がみられます。 たまにスキップのような歩行をすることがあります。 ※疾患やケガが原因で正常な歩行ができない状態を跛行(はこう)といいます。 |
グレード2 | 膝蓋骨は正常な位置にあるのですが、膝を曲げると脱臼してしまいます。 脱臼した膝関節は足をまっすぐにしたり指の力で押したりしないと元には戻りません。 日常生活にはそれほど支障はありませんが、脱臼しているときには跛行がみられます。 足を後ろに伸ばして脱臼を整復しようとするしぐさがみられることがあります。 脱臼が元に戻ると普通に歩けるようになりますが、 時間の経過とともに膝の靭帯が伸びたり骨が変形を起こしたりすると、グレード3に移行してしまう場合があります。 |
グレード3 | 通常、膝蓋骨は脱臼したままの状態となり、指で押すと一時的に元の位置に戻ります。 跛行が顕著となり、腰をかがめ、内股で歩くようになることが多くみられますが、 跛行の程度は軽度であり、全く跛行を示さない場合もあります。 骨の変形も明らかになってきます。 |
グレード4 | 膝蓋骨は常に脱臼した状態となり、指で押しても整復できません。 骨の変形も重度となり、膝の関節を伸ばすことができないので、 足を曲げてうずくまるような姿勢で歩いたり、最小限しか地面に足を着けないような歩き方になったりします。 |
ニアは病院でグレード1と2の間あたりと診断されていて、
現在確認出来る症状としては左の後ろ足にぐっと力を入れると関節から「パキッ」と音がしたり、
ジャンプの後に一瞬足をぴょこぴょこと引きずるような仕草をしたりします。
なぜかかるの?予防法は?
さて、小型犬の発症が多いとされているパテラですが、
どうして発症するのでしょうか。
考えられる原因
・先天的な異常(好発犬種:プードル・チワワ・ポメラニアンなど)
・外傷
・栄養障害
・体重の増加
・ジャンプ、回転など膝に負担のかかる動作
・フローリングなど滑りやすい環境での生活
ニアは左の後ろ足が先天的に膝蓋骨の被りが浅かったらしく、
そこに輪をかけてジャンプや回転が好きな事が追い打ちをかけたみたいです。
私と主人、猛反省・・・。
我が家での対策4つ!
病院で相談したところ、
①体重を増やさない事
②サプリメントの検討
③高い所に登らせない、スロープの設置
④クッションフロアの設置の検討
と教えていただきました。
それを基に、出来る事から実施です!
体重を増やさない
フードを「減量用」のものに変更+おからパウダーを混ぜてかさましも。
おやつも低脂肪、低カロリーのものを選ぶ。
定期的に体重を計り、増減チェックは入念に。
走る事もカロリーの消費には有効の為、ドッグランなどで一緒に走ったり。
サプリメントの使用
ご飯にわんこ用の「グルコサミン」を混ぜる。
目に見えての変化は感じにくいが、サプリ+運動の効果に期待。
※病院で相談すると試供品がもらえたり、サプリの購入が出来る所もあります。
高い所に登らせない、スロープの設置
廊下にペットゲートを設置し、2階への道をふさぐ。
ソファの上が大好きな為、階段を設置。
クッションフロアの設置の検討
現在徐々に設置中。全面ではないが一部済み。
足裏の毛も滑りやすい原因となるので定期的にカット。
全部対策は出来ているわけではありませんが、
お迎え当初と比べると幾分かはニアのお膝に優しい環境つくりは出来てきているのかなぁと思います。
ご飯関係は、元々食い意地が張っているのでw
大きな問題など特に無く変更することが出来ました(^^)!
階段もおやつを使って練習したおかげで最初は警戒していましたが、
今では上手に使えるようになりました♪
まとめ
小型犬をお迎えしているご家庭にはつきものの心配な疾患「パテラ」
もし発症したとしてもしっかり対策をして上手に付き合っていく事が大事です。
そして、まだ発症していないわんこも予防策が肝心です。
大切な家族であるわんこと一日も多く一緒に過ごせるように、
しっかり用意してあげてはいかがでしょうか(^^)
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